2005年03月のアーカイブ

卒論発表終了

とりあえず、昨日付けで卒論発表が終了しました。

ちなみに卒論の提出は2・24だったわけであります。卒論テーマを変更されたのが去年の暮れの12・14くらいで、その時点で完全にやる気を失って翌年まで何もやらなかったりしたわけですが、我ながらよくがんばりました。
プログラムを1ヶ月とちょっとで書き上げ、プログラムがとりあえずは動くことを確認した後は社会人の友達らと遊びまわり、【卒業論文】という名の論文を書き始めたのは2・20くらいからだったりするわけで、実質3日4日で書いた論文なわけであります。その間は一睡もできなかったのは言うまでもないけど。既に卒業人たちの 「1日が24時間じゃ足りんでマジに」 という言葉がなんとなく実感できた次第であります。飯も1日0食か1食とかで、非常に体に悪い日々でした。24日にいたっては食事を受け付けなくなってたりしてな、体が。まぁ、なんだかんだで24日の論文提出〆切日までには間に合いました。ちなみに提出したのは〆切8秒前だったけどな、冗談でもなんでもなく。
余談でありますが、〆切1時間前からのうちの研究室内は騒然としてました。論文を2部ずつ印刷してパンチで穴開けてバインダーに閉じて、それから提出するようになってるのですが、研究室のプリンターが隣の研究室と共用の上に1台しかなく、しかもみんながみんな〆切1時間前くらいから一斉に印刷しようとしだすわけです。合計で10人以上が。その上、うちらの論文は基本的にプログラム書いてなんぼの世界なので、論文の総ページは下手をすれば100枚くらいになってしまいます。それを2部。さらに十数人。もうね、コピー用紙なくなるっつー話ですよ。そりゃトナーも切れますわ。紙詰まりもおこるわけですよ。
んでまた、僕は論文書き上げるのが遅かったため(〆切8分前)印刷も最後のほうだったわけで……。修羅場ですよ。「オレのが先ちゃうんかい!」「印刷枚数少ないんやから先させろや!」とかなんとか。で、なんとかコピー完了したのが1分前。バインダーにとめ終わったのが23秒前。そっから提出場所までダッシュですよ。裸足でダッシュで階段駆け上がるわけです。靴なんぞ履いてる時間無し。
提出した瞬間おもっきし脱力しました。あぁ、やっと終わった……と。
その後すぐに気づくわけです。まだ論文の発表が残っていることに。脱力しますよねー。発表は28日なんですが、もちろん論文書くのにかかりっきりだったんでプレゼン資料なんぞ全く作ってないわけですよ。発表練習なるものも未だ一回もやってなかったし。あぁ、まだ寝れない日々が続くのなー……と。

25日に第一回発表練習を行うらしい。
とりあえず寝たいのを我慢して発表の概要・流れだけを書いたプレゼンを作成、発表。そして酷評。しかもどういうわけか、最初に命じられた研究目的・背景どうりに作ったはずなのに、どうやらその研究目的自体が教授先生にはお気に召さないようで。どうすればいいのでしょうか。どうしてほしいのでしょうか……。
27日に第二回(最終)発表練習があるらしい。
とりあえず寝たいのを我慢して、とにかくお気に召していただけるように、プレゼン資料には研究目的は捻じ曲げて記載する方向で修正を加える。スーツを取りに一度家に帰り、再び大学に戻り、貫徹で泣きながら修正を加える。できあがったプレゼン資料は提出した論文とはかなり内容の異なるものになりました。ぶっちゃけ嘘で塗り固められたものに成り果てました。で、発表。そして好評。「やればできるやないか」、と。……いいんですか?ほんとにコレでいいんですか!?

28日、本番当日。
前日の睡眠時間は2時間弱。ものすごくテンション下がってるんですが。なんかもうどうでもいい感じ。
発表数時間前までみんなが必死に発表練習をしてるのを横目に、僕はといえば只ぼけーっと。「おぉ、お前なんか余裕やな!土壇場に強いタイプか!?」と、やたらテンション高い教授のお言葉。「いやぁ、こういうのは諦めが肝心ですよ」とは僕の言葉。さっさとこの状況が終わってくれさえすればそれでいいんです。

発表時間10分、質疑応答5分という流れ。
発表時間が8分経過した時点で一度目の鐘がなり、10分経過で二度目の鐘、そして15分経過で最後の鐘がなるのだけど、二度目の鐘が鳴ったときに発表が終わっていなかったりすると結構怒られたりします。「さっさと終わってください」と実際に言われます。だから自然とみんな早口になるわけです。何言ってるかわからないくらい早口で発表してる人もたまにいました。
最後の発表練習した時に時間計った限りでは、僕の場合、普通の速さでしゃべって10分10秒くらいだったので全然許容範囲。発表内容書いた原稿もほぼ完璧に覚えてるし。実際本番時には緊張して早口になりそうだから、ちょっとゆっくり目で喋ったら大体ちょうどいいくらいかなーななんて考えて。質疑応答でヘマしないかどうかだけが心配。それだけは予行演習できないわけだから。
…………とか、思ってたわけですが。

実際、自分の発表の番になって壇上に上がった途端に、覚えてた原稿の内容なんぞ頭からスッポリ抜け落ちてしまったわけで。もう真っ白ですよ。青ざめました。この状況をどうしてくれようか、と。覚えてるのは「ゆっくり喋ればいい」とかどうでもいいことだけ。
「○○ゼミの××が発表させていただきます」とか、その台詞も含めた原稿内容だったのだけど、それすらも忘れてしまったために、一体どうやって発表始めりゃいいもんかと真剣に悩みました、5秒くらい。
で、諦めました。
開き直ることにしました。
終始アドリブで通すことに決定されました、脳内会議で。
とにかく大きな声ではきはきと、そしてゆっくりと。ただそれだけを念頭に置いて、発表開始。
そして、僕的に特に間違いもないまま発表が終わり、質疑応答にもほぼ即答できました。

二度目の鐘の音も聞こえなかったし、なんとか時間通りにできたんやなーと思いながら壇上を下り、研究室のやつらがいるとこまで戻って感想を聞いてみた。 「俺の発表どうやった?」と。
で、その答え。

「うん、11分余裕で超えてんのに気にせず発表続ける神経が凄いよな」
「凄いふてぶてしい顔でしたよ」
「度胸据わってますよねー。悪びれもせーへんねんもん」


……概ね、好評のようです。

投稿者 kouhei : 18:49 | コメント (3) [ANYTHING]