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2005年04月のアーカイブ
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845
今週の頭、Yから電話がかかってきた。
「おい、いけるか?」
というわけで、今日はJAZZライブに行くことになった。場所は難波の【845】、PM07:30 Start。
少し早めに7時前に入店すると、店の中では本日の演奏者の方々が打ち合わせをしていた。「あ、どーもぉ」などと軽く挨拶をし、壁際の席へと通された。
店の雰囲気はなんか隠れ家みたいな感じ。キャパは30人くらで、カウンターとテーブル(大・中・小x2)と壁際席。そして、どうやってあの小さな入り口から搬入したんだって感じのピアノが入り口から向かって左にある。マンションが買えるくらいの値段だそうです。
Yは過去何度かこの店に来ているらしくマスターとも知り合い。常連っぽいオバサマともお知り合い。オバサマとYが楽しげに共通の知り合いの話で盛り上がっている横で、話についていけない僕はI.W.ハーパーをチビチビやりながらひたすらに沈黙を守り開演時間を待った。要は人見知りなだけですが。
で、10分遅れで開演。
音楽のことはあまりわからんですが、ステージから壁際まで5mくらいしか離れていないし、なんかいいもん見れたなーと。Vocalの女性が外国の方で、英語でしゃべるからMCで何いってんだかさっぱりわからなかったのだけど、なんかMCを聞いたYが横で「HAHAHA!」とか笑ってやがるので、とりあえず僕も笑ってみたりなんかして。
ただ、演奏中に「フゥゥウ!!(超高い声)」と何度も何度も何度も何度も何度も叫ぶお客さんがおり、もうそれが気になってしょうがなかった。
ドリアン
友人からどーいうわけかドリアンをまるごと1つ頂戴した。果物のキング。
まぁはっきり言ってしまうならば、僕はこのドリアンというものが大嫌いである。臭いから。
しかし、ドリアンを見たことも食ったこともないハハは大はしゃぎである。
「あらーこんないいもの頂いちゃっていいのぉ?ありがとお。おばさんドリアンってキウイくらいの大きさだと思ってたわーあらまあ実際はこんなに大っきいのねーホント。なんか鬼みたいにトゲトゲしてるわねー」
…………マジで大はしゃぎ。黙れ。
その後、ドリアンの食い時(熟成期間)などを軽く友人Sからレクチャーを受けたハハはしきりに嬉しそうにドリアンを愛でながら頷いていた。
「あらーそうなのー?じゃあまだ食べれないのねー。一体どれくらい待てば食べられるようになるのかしらねー待ち遠しいわねホント。どんな味がするのかしらねぇ王様っていうからには美味しいに決まってるわよねーどうなのコウヘイ」
黙れ。今説明したばっかりだろが。何を聞いてた。
ドリアンは熟してくると皮と実が剥離してくるため、叩くとポクポクなります。それ以前にものすげー臭くなってきます。腐った雑巾みたいな臭い。個人的に、臭いに耐えられなくなった時が食い頃だと……
そして翌日、僕が起きるとドリアンに包丁がぶっ刺さっていた。
ハハ曰く、「切れないじゃないのよ!」。
いや、あのさ……切れる切れないとかじゃなくて、何いきなり切ろうとしてるのか、と。まだ無臭やないか、と。
月の宴
前日にNさんからメール(とても珍しい)。
久しぶりに難波かどっかで飲むか、と。基本的にこの手の誘いは即OKな僕です。断る勇気を知りません。財布の中身¥5,000しかないわけだが、まぁなんとかなるだろう……。そもそも、未だに先週からの風邪が長引いており、鼻が詰まってるせいか何を食ってもまるで味がせず、んーそんな状態で外で飯食うのってドブに金捨ててるようなもんだよね、なんて思ったり思わんかったり。
18:30に北欧前で待ち合わせ。
日本橋にて所用を済ませた後、飯屋を探しに心斎橋界隈を歩き回る……こと1時間、どこへ行っても土曜のこの時間は満席なわけでいい加減うんざりしてきました。でも、ぽてとサーカスとかは勘弁ね。あんな明るい店で酒なんぞ飲んでられんし、そもそも客層が違うしな。
そんな感じでようやく入ったのが【月の宴】。
2年前に新宿の伊勢丹だかどっかの店舗のには入ったことがあるが、大阪にもあったのは知らなかった。客層はカップルもしくは女性グループ。間違っても男二人で入るようなところではない。基本的に和食メインであったように記憶している。価格は、白木屋とか和民とかに比べると若干高めといった印象だけど、雰囲気代込みと思えばまぁ安いかと。ただ、焼き鳥とかつくねが1串¥380ってのはいかかがものかと思ってしまうわけです。凄ぇ美味いってわけでもなさそうだしどっちかというと小さいし、大吉行ったら何本食えんのかなーなんて計算してしまうわけです。
ところで僕、風邪ひいてるわけです。味しない以前に食欲があんまりないわけです。
だからこその¥5,000なわけです。というか、予定では¥2,500くらいでおさめる気満々だったのです。にも拘らず友人が注文しまくりで、なんの冗談ですかみたいな。アンタそんな大食漢でしたっけみたいな。もっとこう、なんつーか酒も飲まないし飯も食わねーって感じのイメージがあったんですが勘違い?ボクの勘違い?つーかアレか?「味しねー」と予め言っておいたのにあえて豆腐料理を連発してお頼みになるのはある種嫌がらせかなんかだったのですか。もっと舌に直接くるような刺激的なの希望だったんだけど。
結局¥4,000の出費となりました。痛いなー。今月残り¥1,000しかねーよ。
ちなみに何故かこの店は空いてた。
どーでもいいけど【月の宴】という店と【月の雫】という店があり、まったく別であるのだけど、電車男の中の人がデートで行ったのは【月の雫】の方である。うっかり勘違いして行くとなんだかなーって感じになる。かくいう僕も勘違いしていたことに今日気付き、なんだかションボリした。
貧弱貧弱貧弱ゥ
発熱4日目、ついに40℃の大台を突破しいいかげん目が霞んできたりする始末ではあるがまだ僕は元気、まだボクは絶好調!霞む以前に、目を開けてると非常に頭痛がしてきやがるわけだが、まぁこんなもんは一過性のものであると前向きに捕らえ、とにかく汗をかきまくり体温を下げるとことや尿をだしまくり体内の不純物を排泄することに全力で当たり、それでもしかし頭からの発熱がものすごいわけで、ドラマやマンガ宜しく濡れ布巾を頭に乗せて改善を図ろうなどともくろんでみたところで濡れ布巾が蒸し布巾になるまでの感覚が呆れるほど早く、この行為はフィクションの世界だけだねなんて早くも諦めムード漂う我が思考回路。
「冷えぴたシート」なる文明の利器が常備されている家ならまだよかったのであるが生憎我が家にはそんなもんはなく、代用品としてなんかねーのかと冷蔵庫を漁っていたところ発見したのが「こんにゃく」であり、グッジョブ!グレイト!君の存在に祝福を舞い降りた天使!てな感じで現在のところこんにゃくをおでこに縛り付けているわけである。うっかり封を開けてしまったのが致命傷的に生臭いのであるが、やっちまったものは仕方ないし概ね吸熱材の役割も果たしているようなのでノープロ。感度良好。あと今日一日寝てりゃ直りそうな予感がしてきた。
体温が42℃になるとたんぱく質が凝固しだし、人間の身体の構成比18%のたんぱく質が凝固するとゲームオーバーらしいです。その境地まであと+1.2℃。
体調最悪
流行に乗り遅れ今更ながらにインフルエンザ(っぽい)にかかり、39℃Overを金曜の夕刻から土曜、そして現在に至るまで持続させてくれやがる素敵なMy虚弱身体without抵抗力に痰を吐きかけ、水分と紫煙のみを摂取しながらベッドの中で過ごす週末……鼻水がとまりません。
最近、親と冷戦気味であるので、ボクの部屋の扉が開かれることは無い。つーかノックすらない。「ご飯よー」などと呼ばれることなど毛頭ありえない。呼ばれても立ち上がる気力も食欲もないけれど。
一人暮らしをしていたころ、たまに病気にかかったりした時、何日も寝込んで独りで粥なんぞ作って食ってた日には、あぁ優しいカノジョさえいればなぁ……などと勝手に妄想を膨らませていたりしたものだ。
現在、優しくないカノジョがいる。もとからメールも電話もあんまりしないし、まさか実家まで看病に来いなどとは口が裂けても言えないのだけど、なんかこう慰めの言葉なり労いの言葉なりが欲しい気分になったので、
件名: カゼ
本文: なんか熱が39℃こえた~。
たっけてー!
むっちゃ頭痛いぃぃうりぃ(´ⅴ`lll)
とか、脳みそ溶けたメールを送信してみたところ、15分程してカノジョ様から返信がきた。
件名: Re>カゼ
本文: へえ
うわーい、超優しーい。
返信がきたことに気をよくし、1分と待たずして新たにメールを送信。
件名: Re:Re>カゼ
本文: つーかめっちゃテンション下がるっすー。
熱だけはどんどん上がってんのになあ、酒飲んだら少しはよくなるかなー?
……で、2時間以上放置、と。
金銭感覚
友人Yから呼び出し。
「ぉおう、オレ財布買いたいんやけどオマエ難波までつきあえ」
……横暴な。
結局昼過ぎにうち集合で、難波まで行かされることになった。
そして奴は昼過ぎにバイクでうちにやってきた……。多分コイツはあれだ、最近買った新車の大型バイクをボクに見せ付けたいだけなのだ。これっぽっちも羨ましくはないがそうに決まってる。コイツはそーいう奴だ。「財布買いてー」ってのも口実にすぎないのだろう。しかも言うに事欠いて「ニケツで高速使って行こう」とか言いやがる。これはもう相当バイクを自慢したいらしいな。
ちなみに現物を確認した限り、奴のバイクはCBR600RRだ。間違いない。一見しただけでもわかろうものだが、後ろに乗ってみて確信した。コレ、二人乗り仕様じゃねーよ、と。近距離の移動くらいならまだ耐えれるものの、長距離はかなりキツイ。
まず、サスペンションが鬼のように固く、段差があろうものならかなり尻に負担がかかる。んで、マフラーがわけのわからん位置にあるため、後ろに乗ってる者としてはドライバーの腰にしがみつかないかぎり手のひらに直に排ガスを浴びることとなる。しかも結構熱い。さらに、後部座席の位置が高すぎ(普通に立ってるより高い)、乗り降りがかなり不便。つーかそもそもレーサーレプリカだしなー……後ろに人乗せんじゃねーよって感じです。
まぁ、そんな感じで阪神高速を90Km/hオーバーでぶっとばして難波到着。
ところでボクはコイツの好みを把握してないわけで、どんな財布が欲しいのかもわからん状態。そんなんで「財布売ってる店連れてけ」とか言われても正直困るわけですが。どんな財布が欲しいのかと尋ねても「わからん」だとか「オマエのやつみたいなん」とか答えやがるわけで。「わからん」のならまだいいのだけど、「オマエのみたいなん」というのは自分的に問題ありだと。かぶるの嫌やし。で、牽制の意味も込めて「オレのPRADAやで?そんな安くはないで?」と言ってやったところ、返ってきた答えが
『いや、大丈夫。予算5万くらいあるから』
……ええーっと。
どの口がそんな戯言をホザきやがるのか、と。テメェそれがフレッシュマンの言うセリフか、と。つーか貴様の今現在使用してる10年近く使い込んだボロボロで紙幣が舌から抜け落ちてきそうなPOLOの財布を見てからもっかい同じ言葉言ってみやがれって感じです。
まぁ、これが社会人であるかニートであるかの違いなのだが……そうか、ボクは負け組か、やっぱりか。
とてもムカついたので、5万じゃ買えなさそうな店ばっかり巡ってやった。HERMESとかLOUIS VUITTONとか、基本的にガードマンがいて、しかも値札の見えないとこばっか。さぁ恥をかきやがれ、とか嫉妬心丸出しでほくそえんでいたわけであるが、奴、暴言吐く。
『いや、こんなデザイン好きちゃうから』
ボクが欲しくても買うのを躊躇うものをこうもバッサリ切られちゃうともう、なんというか。