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2005年09月のアーカイブ

あー祭日か…

学校でもなく会社でもなく、ただただ自宅に引き篭もったりバイトしているだけでは徐々に、 そして確実に曜日及び休日の感覚が失われていくようだ。朝起きて、なんで親父様がこの時間帯にうちにおるのだろう…… とかカレンダーを見て気付くまでずっと考えている時点でそれが証明されているような気がする。働きたい。なによりもまず切実に働きたい。 この無駄に有り余った僕の体力を是非ともこきつかっていただきたいものである。悪いようにはしないから。

さて、久しぶりにうちに友人が呑みに来ている。8月の旅行以来であるので、軽く1ヵ月以上は経つであろうか。飲み始めて2時間、 現在友人は無様にも床に転がって寝腐っている。心なしか旅行時よりも酒に弱くなっているようだ。 祭日であるのにも拘らず午前中に仕事があったらしいので疲れているのだろうか……。
それにしても寄る年波にはどうしても勝てない。24歳で何を行っているのかといわれそうだが、 なんだかんだでやっぱ疲れやすいしティーンエイジな頃と比べても相当酒に弱くなっているのは否めない。実に老いを感じる瞬間である。 いつまでも若いつもりでいるとそのうちしっぺ返しをうけるかもしれない。

そもそも何歳までが『若い』と言えるのだろうか。思うに、自分の成長に伴い若いの上限が徐々に繰り上がっている。 小学生の頃は高校生なんかオッサンであったし、中学生の頃は大学生がオッサン、高校のときは新卒サラリーマンがオッサン、 大学時は20代後半くらいまでは若いであろう、と。
そして現在。「男は30過ぎてからが華やで!ある意味これからが一番総合的に若いで!」とか訳のわからんことをほざいている僕らです。 いつまで若いつもりでいられるのだろうか僕らは。潜在能力を考えれば真の若者に勝っているところなどまるで無いのだけれど。

僕の目のまでで転がる社会人な友人を見据えながら酔った頭でそんなことを思うのである。

暑すぎ

自分的夏休みを終え、一ヶ月ぶりに就活を再開した次第。

未だに自分がどういう扱いになるのかよくわかっていないのだけど、第二新卒になるのだろう恐らく。
それにしてもスーツは暑い。世はまだ残暑厳しいセプテンバーであり、今日なんか大阪は32度あったりする。街中を半袖ノータイで闊歩するクールビズなサラリーマンを見掛けるたびに僕の脳内温度は沸点に達し、なぜ就職活動中の人間にはクールビズが適用されないのだ理不尽な!と僕こそ理不尽なことを考えたりしてるうちに道に迷い、会場のOBPへの到着が大幅に遅れたじゃねーかコンチクショウめ。今日が合同説明会でマジよかった……。

帰り際、日本橋を歩いていると通り雨にあったので、一時雨をしのぐために……メイド喫茶(e-maid)へ寄ってる時点でいよいよ僕もアレだなぁ。なんか、このままだと仮に大阪市内もしくは東京とかの職場に就職した場合確実に僕の帰宅ルートにメイド喫茶が組み込まれているような、そんな近い未来を想像してしまう。
今日はイベントデーなのか、アリスのティーパーティーとかいうのを開催していて店員さんは皆青っぽい服を着ていた。奥の方には(チェシャ)猫の格好した人もいたらしいけど僕は見ていない。この店は通常お客さんのことを「旦那様」だとか「お嬢様」だとか呼んでいるのだが、聞き間違いだろうか……なんか今日は「お兄様」とか言われたような気がした。そういうシチュエーションなのか。

そういえば向かいの席に取材っぽい人らが来ていて、メイドさんがインタビュー受けていた。

計画無しに産みまくり

木陰の子猫 木陰の子猫2

家の外からニャーニャー聞こえるので軒下を確認してみると、産まれたてのまだ目も開いていないような子猫が4匹放置されていた。 親猫はどこかへ遊びにでも行ったのか見当たらない。

必死だねー

昨晩遅くに知り合いから電話がかかってきた。
ここ1ヶ月ずっとそいつからの連絡は無視してきたのであるが、今日も今日とてその電話にシカトかまして留守電行きにしていたのであるが、 その次の瞬間階下からインターホンの音が響き渡った。そして数秒後、ハハから『お友達よー』との声がかかる。…… さすがにうちにまで尋ねてこられてしまうと逃げ場がない。
尋ねてきたソイツは創○学会員だ。

選挙前になると必死になって活動を強化してくる彼らを見ていると政教分離って何なんだろうと考えてしまうが、 「宗教団体が特定の政党を支援することについて、なんら憲法に抵触するものではない」 と一応結論が出ているらしいので問題にはならないそうだ。実際は問題大有りなのだけど。利益供与とか。
公○党がいかに素晴らしいかというのを実例を挙げながらしとしとと語りだす彼。 その実例全てを総合してキレイゴトばかりすぎて胡散臭いと感じる僕。これ以上語られるのは非常にウザイので「よっしゃ任せとけ! 今回も入れとくから!」と答え、彼には早々にお引取り願った。今回に限らず今後においても彼の支持政党に投票する気はさらさらないが。

2泊3日拷問ツアー 中日

AM09:30起床。
急ぎ身支度を整えホテルを後にする。

本日、運転手コージはコンタクトレンズ装着のためあまりスピードは出せないとのこと。
僕の記憶が確かならば、確か昨日彼は制限時速厳守で走行してたように思うのだが、今日はそれ以上に遅いということなのだろうか。
……彼は一体どこへ行こうというのだろう。
広島市までは残り100kmはあるというのに。
山口県は関門海峡まではさらにその数倍はあろうかというのに。

少し話し合った結果、この旅での最終目的地は広島市ということになった。
昼飯に宮島でアナゴ喰うて、夕飯に広島で広島焼を喰らうと。そういうコース。
時間的にも多少余裕が出来たし、このまま尾道をただ通過するというのも僕的にアレだったので、 とりあえず観光名所である尾道城近くの千光寺へ寄ることに。

 

  CIMG1079尾道城

まったくの僕の趣味全開での寄り道なのでコージとしては全く興味なさげである。
彼としてはなんとしても、さっさとご当地の名物料理を食したいとその思いでいっぱいなわけで。
噛み合わんなーこの旅行……。

しばらく坂道を上がっていくとオープンテラスの売店っちゅーか喫茶店みたいなものがあり、黒六ソフトクリームというのが売られていた。 ¥350くらいだったように記憶している。 暑かったしその場所にしか売ってないものってのを食べてみたかったのでとりあえず買ってみることに。
で、売店のおばちゃんに「2つおくれ」と話しかけようとすると、テラスで日向ぼっこしてたバーちゃんが何か僕に言ってきた。…… 何か言ってるのはわかるのだけど、本当に何を言ってるのかがまるで理解できない。方言?理解できないほどの?
売店のおばちゃんの翻訳にてようやく理解することができたのだけど。
ようは「喫茶店の中に入ったほうが涼しいし眺めもいいよ」とのこと。
へーそうなんやとか思いながら勧めに従い中へと入った。

 

 窓からの景色アイス黒六ソフトクリーム

いや、まぁ……眺めがいいっちゃいいんだけど。
この景色のどっかで【男たちの大和/YAMATO】のロケをやってるらしく、 「店からならロケ地がよく見えるよ」らしいのだけど……どこやねんソレ。見えんわい小さすぎて。つーかそんなことよりも、 ソフトクリームの値段が店の中と外でかなり違うのはどういうことや。そんなことは一言も聞いてなかったぞ。 てかコレってソフトクリームってかパフェじゃないのさ。僕的にソフトクリームと言われればまずコーンがついてるのを想像してたのだけど。
いろいろと不満はあるのだけど、味はよかった。
でもやっぱ、 男2人が向かい合ってアイス喰うって光景はどうなのかなと……。
幸い店の中にはカップルとかはいなかったけど、 一刻も早くこの空気から脱出するためにお互いただひたすら黙々と会話も無しにアイス喰ってる時間はとても楽しいもののわけもなく。苦痛。

 

展望台CIMG1096

先ほどの坂道をさらに上がっていくと展望台へと辿り着く。
多分ここらへんで一番高い場所っぽいし、さっきの喫茶店よりもここのほうがよっぽど眺めはいいような気がする……。
かといって別段おもしろいものでも見えるわけではないので、それがなんとも。

 

尾道麦酒真昼間からビール飲む24歳

展望台の向かいには土産屋があり、【おのみち麦酒】 ってノボリがあったので 試しに1本購入。んで回し飲み。お土産にこのビールを買ってる人は他にもいたようだが、 今まさにここで飲んでるヤツは僕たち以外には一人もいなかった。当然だ。まだ時刻は昼前。運転もしなきゃならない。
『にもかかわらずなんでオメェら飲んでんの?』
って感じの観光客からの視線を肌に感じつつも僕らは「うまー、マジ美味いって昼間のビール」とか大はしゃぎで飲み干した。 炎天下の下火照った体には一杯のビールがマジシビレますな。

 

三重岩岩山を登る24歳

ビールも飲んで、だいぶ間違った方向にテンションが上がってきた。
展望台から坂を下っていくと千光寺本堂が見えてくる。どういうわけか鳥居とかもあったりして、えっ……ココって寺院であってるよな? とか思いながらさらに進むと横に三重岩という馬鹿でかい3段重ねの岩がある。高さ10m以上はあるだろうか。 その岩の頂上らへんから下まで鎖が垂れ下がっており、てっぺんまで登れるようになっている。 参拝ルートなのかなんなのか知らんけど登るのには¥200かかるようだ。岩の横に金入れるところがあるが、 別に誰かが見てるわけでもなく絶対払わなければならないというようでもなさそうだけど……まぁ良心に従って払っといた。 その代わり2回ほど登ったが。軽くアスレチック気分である。

 

三重岩尾道一望岩山登りきった24歳

で、この鎖ほとんど垂直に垂れ下がっており、ひとつの岩がだいたい3~4mくらいの高さあるわけで、 運動不足気味な僕にとってはかなりハードな運動。ひとつ登りきるごとにハァハァと。むちゃ暑いし。 履いてる靴がまた皮で厚底だったので余計に苦痛。滑って打撲、滑って打撲の連続。
ようやくてっぺんまで登りきると絶景が広がる。目の前を遮るものは何もなし。さっきの喫茶店の中より全然いい風景が見えると思う。ただ、 フェンスとか手すりとか何も無いのでバランス崩すと結構怖い。高所恐怖症の人は岩から降りるときとかかなり怖いだろうなぁと。

 

願掛けする24歳注意書き

本堂には賽銭箱。
鈴はついておらず、代わりに数珠が滑車に繋がっていた。まわすとガラガラ鳴る。
一応幸せを念じながら回しておいた。早々に彼女出来ますよーにと。

 

境内猿と篭

本堂の中に入ると怪しげな老婆が占いをやっていた。占星術かなにかだろうか。
若いカップルがその老婆に占ってもらっていたようだ。女の子のほうが口にしていた生まれ年の干支から推測するに19歳のカップル。 10代最後の夏休みに寺デートかよ。渋すぎ。 相棒コージはそんなことよりもカップルが自分たちよりも老けた顔してることに気をよくしたのか、 『もうすぐ25やけど俺らまだまだいけんで!まだアレより若いで絶対!』とのたまっていた。いや、 男2人でこんなとこまで来てしまった以上目の前のカップルに勝っている点なんか一つもないと思うのだが……。
本堂からさらに下ると広場みたいなのがあり、その片隅の物置小屋みたいな場所に猿の駕篭(有料)がある。デパートの屋上にありそうなやつ。 ウィンウィン微妙に上下左右に動くやつ。既に故障しており動かないのだろうけどコレ、……寺の敷地内のどっかに置いていたんだろうか。 だとしたらえらく景観を損ねていたことだろう。そもそもコレに本当にガキが乗りたがるのかどうかと。お日様の下ならばいざしらず、 現在コレがおかれている場所は建物や坂の影でけっこう薄暗くなっているところであり、また塗装の剥がれかけた猿の面が相当不気味なわけで。 夜とかに見たらマジ引くなー。

なんしか寄り道のつもりが正午を少しまわるまで長居することになってしまったので、急ぎ千光寺を後にした。 昼飯時にはもはや間に合うべくもないが宮島を目指す。去年の台風で倒壊した厳島神社がどうなっているのかを僕は見てみたいのだ。つーか 「アナゴを喰う」とか「原爆ドーム見る」とかほんまどうでもよか。

 

平和記念公園平和記念公園原爆ドーム 

尾道から距離にして80~100kmほどで広島市街。道はひたすら2号線を走るだけ。 予定では3時過ぎには広島市通過してるはずだったのだが、現実は4時になっても広島市街へ入ることが出来ず。さすが制限時速厳守野郎だ。 僕もコージもともにフラストレーション最高潮である。会話が完全に途絶えて久しい。 ストレスの過剰蓄積と夏の日差しにやられたのか両者ともに思考回路がいかれだす。 そして赤信号で停車した際にコージはこんなことを言い出した。

『このまま原爆ドーム軽く寄って大阪帰ろか。俺今絶好調やし夜やったら道すいてるやろうから休み無しでとばせば朝には大阪着くやろ。 それからお前んちで酒飲み直そうぜ』

いろいろと言いたいことはある。
その筆頭にまず、コイツは完璧に宮島をなかったことにしようとしてる。厳島神社スルーする気まんまん。次に、 コイツは絶好調と言い張っているが、ココまでの行程で何度も運転しながら意識を失っていたのを僕は知っている。 寝てないと言い張るが絶対にコイツは寝てた。絶好調どころか絶不調。そんな状態でこのまま帰るという。 休み無しのノンストップで大阪まで走ると言っている。高速でも乗ろうもんなら確実に事故るだろう。 両者もしくはどちらかが確実に死亡するというような形の事故を起こすだろう。その上、仮に帰れたとして飲みなおすとおっしゃいますか。 いやほんま、……寝ろよマジ今すぐ。
ただ、僕のほうも頭おかしくなってたので。

『まぁ神社とかって俺の知ってるかぎりPM05:00くらいで閉まるしなー。このまま宮島行っても5時までにつけるかどうか微妙やし… …厳島神社は諦めるかー。でも夜通し帰るってのは勘弁な、死ぬから』

と。僕の知ってるそこらの神社仏閣と世界遺産である厳島神社を同列に考えた時点でたいがい頭おかしいわけで、 無論5時過ぎだろうがなんだろうが開いている。むしろ海にはえる大鳥居やライトアップされた本社や回廊、 舞台など素晴らしい夜景が見えたことだろう。行かなかった今となっては何をいわんや……。

なわけで、原爆ドームのある平和記念公園に向かった。
原爆投下日から2日ばかり過ぎた本日であるが、慰霊に来てる人はかなりいた(泣いていた)。外人さんもチラホラといた(笑っていた)。 そこかしこに千羽鶴がおさめられており、その傍らには「鬼畜米英 去ね」と書かれた札が置かれていた。 日本語読めないと思ってめちゃくちゃ書いてんなー。

その後、雨が降ってきたのでアーケードのある本通商店街までバイクで引き上げ、コンビニでヱビスビールを買って小休止。 時刻はPM5:30を少し経過したぐらい。昼飯には遅すぎるが、とりあえずアナゴの店を探して商店街を彷徨ったがまるで見つからず、 コンビニの店員に「アナゴの店ないか?」と尋ねてみても、「さぁ?」だとか「宮島行ったら?」とか言われるし。 いかに宮島の横とはいえ広島市にはアナゴ有名店はないご様子。

 

胡桃屋肉玉うどん

アナゴは諦めて広島焼を喰うことにした。
広島で最も有名な広島焼屋といえば恐らくみっちゃん総本店だと思うが、 本日月曜日は定休日のようで。観光案内を持っていたにもかかわらず店の前まで行ってそのことにやっと気付いた。昨日といい今日といい、 ほんとうに僕が行きたいところには行けないようだ。閉まってちゃどうしようもないので、次点の胡桃屋へ。 通りから少し離れた裏路地にあったのでちょっとわかりにくい。
メニューには「肉玉」とか「肉そば」とか。「肉」と「玉」と「そば(うどん)」の羅列。広島ではこれが標準なのだろうか。 広島焼からそばとか玉子とか取り除いたらもはやそれは広島焼じゃねえんじゃねーのかと僕は思うのだが。とりあえず僕らは、 広島焼の形状を保っているであろう「肉玉そば」と「肉玉うどん」をオーダー。麺は茹でているらしく瑞々しく、 そばは外側がパリッとしていて美味かった。うどんは食い応えがあるなと。上に乗っているネギは無料で、 ちょっと小さめのタッパーみたいなのに別盛りされて運ばれてくる。乗せ放題だけど個人的にはもうちょっと量が多ければとは思うが、 無料だし自家栽培のネギらしいのであまり多くは出せないのだろう。他店ではネギのトッピングは別料金らしいので、まあ。
客層はサラリーマンやらOLから学生っぽいのまで、多分地元民なんだろうなと思える人ら。 テイクアウトしてる人も結構いたのでリピーターの多い店なのだろう。他の店でまだ食ったことないから比較はできないが、 広島焼としてもなかなか美味しい。けどやっぱ慣れ親しんだ大阪のお好み焼きのほうが口に合うわな僕は。

帰り、JR広島駅にてコージが土産を買っていた。もみじまんじゅうと牡蠣醤油。
僕は観光地において地元民から観光客と思われるのが非常に嫌であるので(自意識過剰)、何も買わない。後で後悔したけど。

 

ジャガーなチャリ

PM10:50。
ようやく尾道まで戻ってきた。とりあえず夜通し帰るというのは何とか阻止したので、本日も昨日と同じくここらで宿をとることに。 しかし宿が無い。機能泊まったところも今日は満室で空いてない。尾道周辺には安めのビジネスホテルが4,5件あるのだが全て空きが無かった。 時間が時間なのでしょうがないけれど……昨日はあれほど容易く泊まれたというのに。やっぱ平日だからビジネスマンの利用客が多いのだろうか。 なんならラブホでもよかったのだが、そもそもラブホが少ない地区っぽくてまるで見当たらない。

とにかく泊まれるかどうかはさておいて、スーパーイズミまで夜食及び酒を買出しに。
そのスーパーに閉店間際なのか暇そうな警備員の爺様がいたので、近場で安く泊まれる場所はないかと尋ねたところ、『知らん』との答え。 情報持ってないヤツには興味ないので僕としてはお礼を言って早々にその場を立ち去ろうと思ったのだが、 爺様は僕が旅行者であるということに非常に食いついてきて話を終わらせてはくれなかった。どっから来たから始まり、何で来た、何処へ行く、 広島は面白いか、面白いやろう、しまなみ海道は走ったか、わしは走った、自転車で、これが自慢の自転車、と……。どうやら、 つまるところの話、この爺様は自転車自慢をしたかっただけらしい。本当にその話が長かったんだ。20分くらい。 店の営業が終わってるにもかかわらず延々と話し続ける。
爺様によると、このチャリは広島には2台しかなかったジャガー製で、今となってはもはや1台しかないプレミアもののチャリなのだそうだ。 何十万もするらしく、過去何度も譲渡してくれと頼まれたらしいが全てを断り続けた自分の相棒である、と。 いろいろ自分なりのカスタマイズしてるようであるが、それがどう見てもジャガーには釣り合わないようなライトやベル、前籠、メーター。 無様とまでは言わないが、せっかくフレームがジャガーなんだからもうちょっと金かけようよと言いたくなる外見。 JAGUARというよりはむしろPUMAな印象。それでも自慢。
いつまでも話の終わりが見えない。区切りすらみせずにしゃべりつづけるジジイに対しいい加減超(゚Д゚)ウゼェェェ と感じ、 突如話の打ち切りを告げ店を後にした。ジジイは次のカモ(チャリに乗った外国人)を見つけ、懲りずに話しかけて自転車自慢をしていた。

時刻はPM11:30、さすがにもう空き宿ないだろうなーと半分諦めながらも、 これで最後とばかりにケータイで調べてみつけたビジネスホテルに電話してみたところ、シングルなら空いてるとのこと。¥5,600。決定。
3時まで飲みはしたが、お互いがお互いに対してフラストレーション溜まってるためか大して話も盛り上がらないままに眠くなったので就寝。
明日の出発はAM09:30だ。あとは帰るだけ。

やっぱ潰れた?

FOCUS FOCUS

 泉佐野のメイドカフェ「FOCUS」が潰れたという噂がネット上であったので、ちょっと確認がてらに寄ってみた。 左の写真が9/8現在、右がちょうど3ヶ月前の6/8付の店の外観。見たらわかるとおり、「メイドカフェ」 というピンクのノボリが撤去されている。また、窓にベタベタと張られていた宣伝広告のようなものも全て剥がされていた。さらに、 店の前の通りに設置されていた「メイドカフェ」と書かれた看板は、 撤去されているわけではなかったがフェンス越しの目立たない場所に寄せられていた。 それだけで潰れたと判断するのもちょっと気が早いかもしれないが、とりあえずドアは閉まっていたので、 少なくとも今日は営業していないということだろう。まぁ確かに潰れたとしても仕方ないような立地条件ではあるけどな。

 

FOCUS

少し話ずれて。
店の前に上の写真の広告が落ちていた。夜営業のクラブFOCUSの広告であるが、12月のイベントについて書かれている。 つまり夜の営業はまだ継続していると考えられるのだけど……まぁ僕には全く関係ない話だわなぁ。

ぎゃぼー

僕がBGMとしてチョイスする音楽はかなり本(含・漫画)やTVからの影響をうけたものであることが多い。
去年は十二国記やサムライチャンプルーに感化されて二胡とかテクノを主体として聴いていたし、 ちょっと前はBECKやNANAにほだされてインディーズロックを聴いていた。
そして現在聞いているのはもっぱらクラシックであったりする。根源はこれ。

のだめカンタービレ (12)
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のだめカンタービレ。音大生の話。
友人がおもろいらしいでと言って勧めてきてたのだが、少女漫画ということもあり若干の抵抗があり今まで読まなかったのであるが、 いやおもしろい。というか読みやすい、少女漫画っぽくなくて。主人公以外の主要キャラが個性あっていい感じ。 話の中にいいバランスで笑いが散りばめられてて飽きることもなく一気に読めた。

結構面白かったので二ノ宮知子の他の作品もまとめて読んでみたが、他のもなかなかに面白かった。

 

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GREEN―農家のヨメになりたい (4)
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対策かね

現在深夜の大阪南部。

台風14号の接近というか通過にともない、現時刻における我がご近所の部屋から漏れる光は皆無である。普段ならまだ結構いろんな家から灯が漏れてるはずなのだけど、さすがに今夜はどこもシャッター閉めているのか。
窓開けっぱなのは僕の部屋だけのようだ。

つーか、この台風がいかにハリケーン級だと報じられたところで、勢力圏をギリかするかかすらないか程度のうちの地方じゃあねぇ……何だコレ?って感じである。むっちゃ小雨だし木枯らし程度にしか風吹いてないし。

巣作り

うちの庭は緑が鬱蒼と生い茂っている。
小学生のときの友人の言葉を借りるならジャングルなのだそうだ。

確かにうちの庭は親父様の趣味で色鮮やかな花などほとんどなく、 ほぼ全てがなんて名前かわからんような木や草から構成されているわけで、 普通の家でガーデニングとか言ってやっているような日曜のやっつけ仕事みたいな感じではなく「植林」 という言葉がこの庭を構築するに当たっての作業には相応しい。ようはジャングルだ、やっぱ。

そんなジャングルだから、木陰には小動物が生息していたりする。リスがうちのケヤキに登っていくのを昔見た。猫は普通にコドモを産む。 今はいないがタヌキなんかも迷い込んできたことがある。

でも圧倒的に多いのは虫だ、蟲。庭の石ひっくり返したらありえないほどダンゴムシいるし、 カマキリとかコオロギとかコガネムシとか頻繁に家ん中に侵入してくる。アリがいればアリジゴクもいるし、 フンコロガシなんかもいちゃったりする。朝夕に庭の中を歩くと必ず頭や顔にクモの巣がからみつく。もうなんちゅーか、ファーブル感激! ってくらいに虫が多い。虫天国。子供の頃はこの有り余る資源(虫)を使い、 イナゴvsカマキリなどという勝敗のわかりきった残酷プレイをやらせては友人らと一緒に喜んでいた。イナゴ超弱い。昔の話だ。 今となっては下はアリから上はクモ(タランチュラ系)まで分け隔てなく物体の大小に関係なく僕は虫が大嫌いだ。 冗談抜きでチョウチョとかも僕は触れない。しかし、こんだけ虫がいるにもかかわらずゴキブリだけはでないのが不思議であり嬉しくもある。

 

ところで、うちの玄関の脇の木に蜂が巣を作りくさったわけです。これで4度目だ。 そのたびにほうきとかで叩き落としてやっているのだけど性懲りも無くまた牙城を建設しくさった。最初に巣作られたとき(10年以上前) にわかったのだけど、役所はスズメバチの巣じゃないと駆除してくれない。アシナガバチくらいテメェでなんとかせーよと、そうおっしゃる。 あんなシャウエッセンみたいにぶっとくてでかいスズメバチなんかと比べられたらそりゃアシナガバチくらいってなるけど、 それでも何十匹って群がってたら例えそれがミツバチだったとしても怖いもんは怖い。それでも自分で何とかしろとおっしゃる。

過去3度、いろいろと撃退策のようなものを模索したりした。エアガンや投石での遠距離射撃であったりキンチョール零距離射撃とか。 でもどれも決定打にはならなかったり。 遠くからエアガンでパキュンパキュンやったところでせいぜい蜂が数匹でてくるくらいの損傷しかあたえられなかったし、 投石はやりすぎると家の外壁がボロボロになったりするし。零距離射撃とかもうただでさえ近づくだけでもありえないのに、 その上キンチョール噴射した直後に怒涛のように這い出てくる蜂の大群なんかはもう圧巻というか走馬灯というか……。なわけで、 結局中距離からほうきで叩き落として地面に落ちたところを叩き潰すという方法をとったりするわけである。前回までは。

今回登場したアイテムは文明の利器たる高枝切バサミ。アレで蜂の巣の引っ付いてる枝ごとプツンとな。 地面に落ちたのもほっときゃそのうちおらんようになるしな。水とかぶっかけたらもう最強。雨降れ。

限界の2.5メーターくらいまでハサミを伸ばし、ソレを玄関扉から顔とともに覗かせる。退避準備は万端だ。 そろそろと蜂どもを刺激しないように、巣に触れないように切っ先を慎重に近づける。枝を捉えた。よしっ切ったるぞ!

ジャキッ

ぃよしっ!ミッションコンプリートだこれ!蜂どもは気付いていない。
そのままの体勢で家の中まで後退し、ハサミも家の中にいれようとグリップから手を離した直後玄関扉の間近に何か落ちる音がした。続いて羽音。

 

……最近の高枝切バサミってば進化してるのな。切ったものをずっと掴んだままなのな。知らなかったヨ僕。